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猫トイレおすすめ15選!飛び散らない・臭わない・掃除が楽な選び方

  • 執筆者の写真: Ryuichi Saika
    Ryuichi Saika
  • 7 日前
  • 読了時間: 25分
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猫のトイレ掃除で、こんな悩みを抱えていませんか?

  • 帰宅すると部屋にこもる排泄物のニオイが気になる…

  • 床に飛び散った猫砂を踏んでしまい、毎日掃除するのがストレス…

  • 今のトイレは掃除がしにくく、丸洗いも面倒…


その悩み、実は「なんとなく」で選んだ猫トイレが原因かもしれません。 合わないトイレは、飼い主さんのストレスになるだけでなく、猫が排泄を我慢してしまい、泌尿器系の病気につながるリスクさえあります。


この記事では、愛猫の健康と飼い主さんの快適さを両立させるため、獣医師の視点も交えながら「飛び散らない」「臭わない」「掃除が楽」な猫トイレを徹底比較しました。

この記事を読めば、システム・ノーマル・自動といったタイプ別の違いや、大型猫・子猫用などニーズ別の選び方が分かり、あなたと愛猫にとって「最強」の1台が見つかります。


結論から言うと、猫の習性と飼い主さんのライフスタイルに合ったトイレを選べば、掃除のストレスは激減し、猫も人も快適な生活を手に入れることが可能です。まずは「悩み別のおすすめ早見表」からご覧ください。




【結論早見表】悩み別・おすすめの猫トイレはこれ!


「まずは結論から知りたい」という方のために、ペルソナの3大お悩みである「飛び散り」「ニオイ」「掃除」を解決するおすすめの猫トイレをピックアップしました。

ご自身の悩みに最も近いものからチェックしてみてください。



「猫砂の飛び散り」防止におすすめのトイレ3選


猫砂の飛び散りは、猫が排泄後に砂を激しくかく習性から起こります。これを防ぐには「上から出入りするタイプ」や「フルカバーで入口が低いタイプ」が有効です。

おすすめトイレ

タイプ

飛び散り防止のポイント

アイリスオーヤマ|上から猫トイレ

ノーマル/フルカバー

上からの出入りで、フタの溝が足裏の砂をキャッチ

ユニ・チャーム|デオトイレ

システム/ハーフカバー

左右の壁が高く、砂の飛び散りを防ぐ構造

モデコ(Modko)|フリップリターボックス

ノーマル/フルカバー

密閉性が高く、スタイリッシュなデザインで砂漏れを防止



「排泄物のニオイ」対策におすすめのトイレ3選


ニオイ対策は、「密閉性」と「消臭性能」が鍵となります。システムトイレは、オシッコをシートで吸収するため、ニオイが広がるのを効果的に防ぎます。

おすすめトイレ

タイプ

ニオイ対策のポイント

花王|ニャンとも清潔トイレ

システム/フルカバー

専用チップとシートでオシッコのニオイを強力にカット

Litter-Robot|リッターロボット

自動

排泄物を自動で密閉されたコンテナに収納し、ニオイをシャットアウト

山崎実業|tower 猫のトイレを隠せる収納

収納家具

トイレ本体を家具の中に隠し、生活空間へのニオイ漏れを軽減



「毎日の掃除が楽」になるおすすめのトイレ3選


掃除の負担を減らすには、「システムトイレ」か「自動トイレ」が最適です。特にシステムトイレは、オシッコの処理が週に1回程度で済むため、毎日の手間が大幅に削減されます。

おすすめトイレ

タイプ

掃除が楽なポイント

ユニ・チャーム|デオトイレ

システム

オシッコはシート交換のみ(週1回)、ウンチは都度処理でOK

PetSafe|スクープフリー

自動

専用の使い捨てトレイで、排泄物を自動で処理。約1ヶ月に1回のトレイ交換

リッチェル|コロル ネコトイレ

ノーマル

本体が軽量で丸洗いしやすく、シンプルな構造で手入れが簡単




猫トイレ選びは健康の第一歩|泌尿器疾患との関係性


猫トイレを選ぶことは、飼い主さんの快適さだけでなく、愛猫の健康寿命に直結する重要な選択です。

特に猫は泌尿器系の病気が多く、トイレ環境がその引き金になることも少なくありません。



猫が好むトイレ環境が粗相や病気の予防につながる


猫は非常にデリケートな動物で、トイレが汚れていたり、サイズが窮屈だったり場所が気に入らなかったりすると、排泄を我慢してしまうことがあります。

おしっこを我慢する状態が続くと、膀胱炎(ぼうこうえん)や尿石症(にょうせきしょう)といった猫下部尿路疾患(FLUTD)のリスクが高まります。猫下部尿路疾患は、猫の泌尿器系で起こる病気の総称です。

また、我慢の限界を超えると、トイレ以外の場所(ベッドの上やカーペットなど)で粗相(そそう)をしてしまう原因にもなります。

猫がトイレを気に入らないために粗相をする場合もあります。粗相は飼い主にとって大きなストレスですが、猫にとっては「このトイレは嫌だ」というSOSのサインです。


猫が好むトイレ環境とは、以下の3つの要素を満たしている必要があります 。


  1. サイズ:窮屈でなく、猫が中で方向転換できる十分な広さがあること

  2. 清潔さ:常に清潔で、ニオイがこもっていないこと

  3. 安全性:安心して排泄できる静かで落ち着いた場所にあること


愛猫に快適なトイレ環境を提供することは、病気や粗相を予防する上で最も重要なのです。



トイレでできる猫の健康チェック方法


猫トイレは、愛猫の健康状態を把握するための「バロメーター」でもあります。

掃除の際には、ただ捨てるだけでなく、以下のポイントをチェックする習慣をつけましょう。


  • おしっこの色と量: 健康なおしっこは薄い黄色です。色が濃い、赤い(血尿)、キラキラ光るものがある(結石の可能性)場合は要注意。量が極端に多い、または少ない場合も病気のサインかもしれません。

  • おしっこの回数: 頻繁にトイレに行くのに、少ししかおしっこが出ていない場合は、膀胱炎の可能性があります。

  • ウンチの状態: 形、硬さ、色をチェックします。下痢や便秘が続いていないか確認しましょう。

  • 排泄時の様子: トイレ中に痛そうに鳴いたり、そわそわして落ち着きがなかったりする場合も、獣医師に相談することをおすすめします。




失敗しない猫トイレ選び 5つの最重要ポイント


愛猫と飼い主さん、双方が満足できるトイレを選ぶためには、5つのポイントを押さえる必要があります。

デザインや価格だけで選んで失敗しないよう、しっかり確認していきましょう。



ポイント1【サイズ】獣医師推奨「体長の1.5倍」が必須


猫トイレ選びで最も重要なのが「サイズ」です。

多くの獣医師が推奨するサイズは、「猫の体長(胸からお尻まで)の1.5倍」の長さがあることです。

猫はトイレの中で砂をかき、ニオイを嗅ぎ、方向転換をしてから排泄します。トイレが狭すぎると、この一連の動作がスムーズにできず、猫は大きなストレスを感じます。縁に足をかけたり、トイレの外で粗相をしたりする原因にもなるでしょう。

特に大型猫や肥満気味の猫の場合は、ゆとりのあるサイズを選んでください。



ポイント2【形状】飛び散りとニオイ対策は構造で決まる


ペルソナの悩みである「飛び散り」と「ニオイ」は、トイレの形状で大きく改善できます。

「飛び散り」対策には、壁が高い「ハーフカバー」や、全体を覆う「ドーム」、砂が外に絶対に出ない「上から入る」タイプが有効です。

「ニオイ」対策には、「ドーム」タイプや「自動トイレ」の消臭機能が役立ちます。ただし、ニオイがこもりやすい形状は、猫が嫌がる可能性もあるため注意が必要です。

形状

メリット

デメリット

おすすめの猫

オープン型

安価、掃除しやすい、猫が嫌がりにくい

砂が飛び散りやすい、ニオイが広がりやすい

トイレにこだわりがない猫、子猫、老猫

フルカバー型

飛び散り・ニオイ対策に優れる、見た目がすっきり

内部にニオイがこもりやすい、猫が嫌がる場合がある

砂を激しくかく猫、ニオイを重視する飼い主

上から出入り型

飛び散り防止効果が非常に高い、インテリア性が高い

猫が出入りを嫌がる場合がある、老猫には不向き

飛び散りに悩む飼い主、若い猫

ニオイ対策を重視するならフルカバー型、猫の快適性を重視するならオープン型やハーフカバー型を選ぶのが基本です。



ポイント3【掃除】引き出し式?丸洗い?掃除しやすい構造とは


飼い主さんの「掃除のしやすさ」も重要な選定基準です。

システムトイレであれば、おしっこシートを交換しやすい「引き出し式トレー」が便利です。ノーマルトイレは、構造がシンプルでパーツが少ないほど、丸洗いしやすくなります。

自動トイレは日々の掃除は不要ですが、数週間に一度のダストボックスの処理や、本体内部の清掃が必要になるため、そのメンテナンス性も確認しましょう。



ポイント4【高さ】子猫・シニア猫は「入口の低さ」をチェック


トイレの「入口の高さ」は、猫のライフステージに合わせて選ぶ必要があります。

子猫や、関節に痛みが出やすいシニア猫(老猫)の場合、入口が高すぎるとトイレに入ること自体が負担になります。

ジャンプ力が必要な「上から入るタイプ」は、元気な成猫には最適ですが、子猫やシニア猫には向きません。家族に迎える猫の年齢や健康状態に合わせて、バリアフリーな設計のものを選んでください。



ポイント5【素材】ニオイが染み付かない「ステンレス製」が海外で人気


ほとんどの猫トイレはプラスチック製ですが、長く使うと細かな傷にニオイや汚れが染み付いてしまいます。

そこで海外で注目されているのが、「ステンレス製」の猫トイレです。ステンレスは、医療器具や調理器具に使われる素材で、ニオイが染み付かず、傷がつきにくく、非常に衛生的であるというメリットがあります。

プラスチック製に比べて価格は高いですが、丸洗いも簡単で半永久的に使えるため、長期的なコストパフォーマンスと清潔さを求める飼い主さんには新しい選択肢となるでしょう。




【タイプ別】猫トイレ徹底比較|システム・ノーマル・自動どれがいい?


猫トイレは、大きく分けて「システム」「ノーマル」「自動」の3タイプに分類されます。

それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身のライフスタイルに合うものを選びましょう。



システムトイレのメリット・デメリットと維持コスト


システムトイレは、おしっこを下のトレーに敷いたペットシートに通過させ、ウンチだけを上の猫砂(チップ)から取り除く二重構造のトイレです。

メリットは、おしっこの処理が週に1回程度(シート交換)で済むため、日々の掃除が非常に楽な点です。専用のチップとシートは消臭力も高いものが多く、ニオイ対策にも優れています。

デメリットは、専用の猫砂(チップ)とシートが必要になるため、ランニングコストがノーマルトイレより高くなることです。また、Q&Aサイトでは「スノコ部分に柔らかいウンチが詰まって掃除が大変」というリアルな悩みも見られます。

メリット

デメリット

消臭力が高い(専用シートとチップによる)

初期費用とランニングコストが高い(専用品が必要)

掃除が楽(オシッコ処理は週1回程度)

猫砂の選択肢が少ない(専用チップのみ)

健康チェックがしやすい(シートで尿量・色を確認)

猫がチップの感触を嫌がる場合がある




ノーマルトイレのメリット・デメリットと維持コスト


ノーマルトイレは、トレーに猫砂を敷くだけのシンプルな一層構造のトイレです。

メリットは、トイレ本体の価格が安価で、構造がシンプルなため丸洗いがしやすい点です。また、鉱物系、紙系、おから系など、様々な種類の「固まる猫砂」を選べるため、猫の好みに合わせやすいのも特徴です。

デメリットは、おしっこもウンチも、排泄のたびに取り除く必要があるため、掃除の頻度が高くなることです。システムトイレに比べると、ニオイが広がりやすい側面もあります

メリット

デメリット

猫砂の選択肢が豊富(猫の好みに合わせやすい)

毎日の掃除が必須(オシッコ玉の処理)

初期費用・ランニングコストが安い

ニオイや飛び散り対策が難しい(フルカバーなどで対応)

猫が嫌がりにくい(慣れた砂の感触)

砂の補充頻度が高い


自動トイレのメリット・デメリットとIoT健康管理機能


自動トイレは、猫がトイレを出た後にセンサーが感知し、排泄物を自動でダストボックスに格納してくれる高機能トイレです。

最大のメリットは、飼い主さんが手を動かす掃除が「ほぼ不要」になることです。数日から数週間に一度、ダストボックスに溜まったゴミを捨てるだけで済み、ニオイも強力に密閉します。

デメリットは、本体価格が数万円と非常に高額であること、モーター音や動作を「猫が怖がって使わない」リスクがあることです。

近年人気のPETKIT(ペットキット)などの製品は、スマホアプリと連携し、猫の体重やトイレの回数を記録する「健康管理機能」を備えており、多頭飼いの飼い主さんや健康を気遣う方に選ばれています

メリット

デメリット

究極の掃除の手軽さ(排泄物を自動で密閉)

本体価格が非常に高価(10万円前後)

常に清潔(排泄後すぐに処理される)

故障のリスクがある

IoT機能(体重、排泄回数、滞在時間などを記録)

猫が作動音や動きを怖がる場合がある

自動トイレのIoT機能は、猫の健康管理に非常に役立ちます。排泄回数や体重の変化は、泌尿器疾患や糖尿病などの早期発見につながる重要なサインです。



3大タイプ別 比較早見表|掃除頻度・消臭力・コストで選ぶなら

項目

ノーマルトイレ

システムトイレ

自動トイレ

初期費用

◎ 安い

〇 普通

△ 高い

ランニングコスト

〇 普通

△ やや高い

〇 普通(専用砂・トレイによる)

掃除頻度

△ 毎日

◎ 楽(週1回程度)

◎ 非常に楽(月1回程度)

消臭力

〇(砂による)

◎ 高い

◎ 高い(自動密閉)

猫の快適性

◎ 高い(砂の選択肢)

〇(チップに慣れが必要)

△(作動音、密閉性)



【形状別】猫トイレ徹底比較|オープン・ドーム・上から式


トイレの「形状」は、「飛び散り防止」や「猫の好み」に大きく影響します。

それぞれの特徴を見ていきましょう。



オープンタイプの特徴|猫が好みやすいが飛び散りが課題


オープンタイプは、屋根や壁がない、最もシンプルな形状です。

メリットは、猫が周囲を警戒しながら排泄できるため、猫が最も安心しやすい形状であると言われています。また、飼い主さんが排泄物の異変に気づきやすい利点もあります。

デメリットは、猫砂が外に飛び散りやすく、ニオイも拡散しやすいことです。ペルソナのように「飛び散り」に悩む方には、壁が低いオープンタイプはあまりおすすめできません。



カバー(ドーム)タイプの特徴|ニオイは防ぐが猫のストレスに?


カバー(ドーム)タイプは、トイレ本体が屋根で覆われている形状です。

メリットは、排泄物のニオイが外に漏れにくく、猫砂の飛び散りもある程度防げる点です。

デメリットは、内部にニオイがこもりやすいため、キレイ好きな猫は中に入るのを嫌がることがあります。また、猫の行動学の観点からも「周囲を警戒できない」「逃げ場がない」構造がストレスになる可能性が指摘されています。



上から入るタイプの特徴|飛び散り防止力は最強クラス


上から入るタイプは、天井の穴から猫が出入りする、バケツのような形状です。

メリットは、壁が非常に高いため、猫砂の飛び散りを物理的にほぼ完璧に防げる点です。出口の天井部分がメッシュになっており、肉球についた砂を落とす工夫がされている製品も多くあります。

デメリットは、猫がジャンプして出入りする必要があるため、前述の通り、子猫やシニア猫、関節の悪い猫には使えません。



形状別 比較早見表|飛び散り防止度とニオイのこもりやすさ


比較項目

オープンタイプ

カバー(ドーム)

上から入るタイプ

飛び散り防止

弱い

非常に強い

ニオイ(飼い主)

拡散しやすい

抑えられる

抑えられる

ニオイ(猫)

こもらない

こもりやすい

こもりやすい

猫の好み

◎(安心しやすい)

△(ストレス懸念)

◯(元気な猫)

掃除のしやすさ

◯(シンプル)

△(カバーを外す手間)

△(深い)




【タイプ別】掃除が楽になる!おすすめ猫トイレ8選


ここからは、上記の選び方を踏まえ、具体的なおすすめ商品をタイプ別に紹介します。



【システムトイレ】消臭力と手軽さ重視におすすめの3選


おしっこ掃除の頻度を減らしたい、ニオイをしっかり抑えたい方におすすめのシステムトイレです。


1. ユニ・チャーム|デオトイレ(フード付き / ハーフカバー)


システムトイレの代表格である「デオトイレ」。ユニ・チャームが提供するこの製品は、消臭・抗菌サンドと強力消臭シートのW効果で、ニオイを強力に抑えます。フード付きタイプはニオイを閉じ込め、ハーフカバーは掃除のしやすさと開放感を両立しています。引き出し式トレーでシート交換も簡単です。


2. エステー|ニャンとも清潔トイレ(ドームタイプ / オープンタイプ)


花王が手掛ける「ニャンとも清潔トイレ」も人気のシステムトイレです。針葉樹パワーのチップとシートで、ニオイと菌の繁殖を抑えます。特にドームタイプは、砂の飛び散りをしっかりガードしつつ、ニオイもこもりにくい設計が評価されています。シンプルなオープンタイプも人気があります。


3. アイリスオーヤマ|上から猫トイレ システムタイプ (PUNT-530S)


「飛び散り」を本気で防ぎたいなら、アイリスオーヤマの「上から入る」タイプが最適です。そのシステムトイレ版(PUNT-530S)は、飛び散りを防ぎつつ、システムトイレの「掃除の楽さ」も両立させた製品です。縦型なので省スペースにもなります。



【ノーマルトイレ】猫の快適性とコスパ重視におすすめの5選


猫の好む砂を使いたい、丸洗いして清潔に保ちたい方におすすめのノーマルトイレです。


1. ライオン商事|獣医師開発 ニオイをとる砂専用 猫トイレ


「ニオイをとる砂」で知られるライオン商事が、獣医師と共同開発したトイレです。猫の行動学に基づき、猫が好む「体長の1.5倍」サイズ(横向き)と、砂かきしやすい深さを追求しています。構造が非常にシンプルで洗いやすい点も、清潔さを保つ上で高評価です。


2. リッチェル|ラプレ ネコトイレ 深型


プラスチック製品大手のリッチェルが販売する「ラプレ」は、深型で砂が飛び散りにくいノーマルトイレです。シンプルな形状ながら、猫砂のかき出しを軽減するフチ構造になっています。価格も手頃で、初めて猫を迎える方にも選ばれています。


3. リッチェル|コロル ネコトイレ


シンプルで軽量なプラスチック製。カラーバリエーションが豊富で、丸洗いが非常にしやすいです。掃除の手間を減らしたい方、多頭飼いでトイレの数を増やしたい方におすすめ。


4. ボンビアルコン|しつけるトイレ


トイレのフチが高く設計されており、砂の飛び散りやオシッコの壁面への飛び散りを防ぎます。砂を激しくかく猫、壁面へのオシッコが多い猫におすすめです。


5. OYOGI|猫トイレ


深型で猫砂を深く敷くことができるため、猫が思い切り砂を掘れるデザイン。シンプルなため、様々な猫砂に対応可能です。猫の快適性を最優先したい方、砂を深く敷きたい方におすすめです。



【自動トイレ】究極の清潔さとIoT機能重視におすすめの6選


掃除の手間を究極までゼロにしたい、留守中のトイレも清潔に保ちたい方におすすめです。


1. PETKIT|全自動猫トイレ Pure Max2


PETKIT(ペットキット)は、スマートペット家電のリーディングカンパニーです。この「Pure Max2」は、静音性の高さと、アプリによる体重・トイレ回数の健康管理機能が特徴です。自動消臭機能も搭載しており、ニオイ対策も万全。デザイン性も高く、ペルソナのニーズに合致します。


2. Neakasa|全自動猫トイレ M1


Neakasa(ネアカサ)の自動トイレは、排泄物を内部のドラムで回転させるのではなく、ゴミ箱部分だけが動く構造が特徴です。これにより、猫が内部で感じる圧迫感を軽減しています。比較的コンパクトな設計も魅力です。


3. OFT|自動ネコトイレ CATLINK SCOOPER PRO


ペット用品輸入代理店のOFT(オーエフティー)が扱う「CATLINK」も人気の自動トイレです。多頭飼いにも対応しており、複数の猫を個別に認識して健康データを記録できます。頑丈な作りと大容量のダストボックスが特徴です。


4. PetSafe|スクープフリー


専用のシリカゲル猫砂と使い捨てトレイを使用。排泄物を自動で処理し、ニオイを密閉します。掃除の手間を省きたい方、ニオイ対策を徹底したい方におすすめ。


5. Litter-Robot|リッターロボット


ドーム型の全自動トイレで、排泄物を下の密閉コンテナに自動で振り落とします。体重や排泄回数を記録するIoT機能付き。最新技術で健康管理もしたい方、多頭飼いの方におすすめです。


6. MAOUTH|全自動猫トイレ


比較的安価な全自動トイレ。アプリ連携で遠隔操作や健康データ管理が可能です。自動トイレを試してみたい方、コストを抑えたい方に。




【ニーズ別】特定のお悩み解決におすすめの猫トイレ6選


タイプ別以外にも、「猫の大きさ」や「インテリア」など、特定のニーズに合わせたおすすめ商品を紹介します。



「大型猫・多頭飼い」におすすめのトイレ2選


メインクーンやラグドールのような大型猫、または複数の猫がいるご家庭には、とにかく「サイズ」が重要です。


1. ユニ・チャーム|デオトイレ 快適ワイド


通常の「デオトイレ」よりも一回り大きく、大型猫でもゆったり使えるサイズです。システムトイレなので、多頭飼いでおしっこの量が多くても、シート交換の手間を軽減できます。


2. OFT|HY CAT ジャンボ 猫トイレ


「ジャンボ」の名を裏切らない超大型のノーマルトイレです。シンプルなオープンタイプで、大きな猫でもストレスなく方向転換ができます。



「子猫・シニア猫」におすすめのトイレ2選


入口の「段差」をなくすことが、子猫やシニア猫のトイレ選びでは最優先されます。


1. 花王|ニャンとも清潔トイレ すいすいコンパクト


子猫用に設計されたシステムトイレです。入口の高さを極限まで低く(約8.5cm)し、小さな子猫でも「すいすい」入れるように工夫されています。


2. ユニ・チャーム|デオトイレ 子猫~5kgの成猫用


こちらも子猫向けの設計で、入口の高さが約10cmと低くなっています。成猫(5kgまで)になっても使えるサイズ感が魅力です。



「インテリア・おしゃれ」重視におすすめのトイレ2選


リビングなどにトイレを置く場合、インテリアに馴染むデザイン性も重要です。


1. モデコ(Modko)|フリップリターボックス


ニューヨーク発のペットブランドモデコ(Modko)の製品は、その高いデザイン性で知られています。「フリップリターボックス」は、上からも前から(フタを跳ね上げて)も掃除ができる、機能性とデザイン性を両立させたトイレです。


2. 山崎実業|tower 猫のトイレを隠せる収納


「tower」シリーズで知られる山崎実業の製品は、トイレ本体ではなく、猫トイレを丸ごと「隠す」ための収納ボックスです。生活感を完全に消し去り、上部を収納スペースとしても活用できます。




猫トイレと猫砂の相性にも注意


どんなに良いトイレを選んでも、中で使う「猫砂」との相性が悪ければ効果は半減します。

特にシステムトイレとノーマルトイレでは、使う砂が全く異なるため注意が必要です。



システム用とノーマル用で猫砂は全く違う


ノーマルトイレには、おしっこを吸収して「固まる」タイプの猫砂を使います。これにより、汚れた部分だけをスコップで取り除けます。

システムトイレには、おしっこを「通過させる」専用のチップ(または固まらない砂)を使います。もしシステムトイレで固まる砂を使うと、スノコ部分で砂が固まってしまい、掃除が非常に困難になるため厳禁です。



鉱物・紙・木・おから|4大猫砂の特徴と選び方


ノーマルトイレ用の「固まる猫砂」には、主に4つの素材があります。猫の好みや、飼い主さんの重視するポイント(消臭力、重さ、処理方法)で選びましょう。

  • 鉱物(ベントナイト)系: 猫が最も好むとされる、自然の砂に近い感触。固まりやすく消臭力も高いですが、重く、粉塵が舞いやすい欠点があります。

  • 紙系: 非常に軽く、トイレに流せる製品も多いのが特徴。色の変化でおしっこチェックがしやすいメリットもありますが、固まる力は鉱物系に劣ります。

  • 木系: 針葉樹の香りで消臭します。軽量で、燃えるゴミとして処理できます。

  • おから系: 食品(おから)が原料で安全性が高いのが特徴。トイレに流せる製品が多いですが、湿気が多いとカビやすいので注意が必要です。


種類

特徴

メリット

デメリット

鉱物系

天然の粘土(ベントナイト)が主成分。

固まりが強く、猫が好む自然な感触。

重い、処理が大変(燃えないゴミが多い)、粉塵が出やすい。

紙系

再生紙が主成分。

軽い、燃えるゴミで処理できる、色で健康チェックしやすい。

固まりが弱い、ニオイ対策が不十分な場合がある。

木系

おがくずや木材チップが主成分。

消臭力が高い、軽い、トイレに流せるものもある。

猫が好まない場合がある、チップの飛び散りがある。

おから系

おからが主成分。

燃えるゴミで処理、トイレに流せる、食品由来で安全性が高い。

虫が湧きやすい、ニオイが独特。



トイレと猫砂の最適な組み合わせ提案


「飛び散り」に悩む飼い主さんには、「上から入るトイレ」+「重めの鉱物系猫砂」の組み合わせが最強です。

「ニオイ」に悩む方には、「システムトイレ」+「専用の消臭チップ・シート」が最も効果的です。

愛猫がどうしても鉱物系の砂を好むが、掃除は楽にしたい、という場合は「ノーマルトイレ(深型)」や「自動トイレ」を選ぶのが良いでしょう。




専門家が教える「猫が本当に好む」トイレ環境とは?


飼い主さんが「高機能」と思っても、猫にとっては「ストレス」になっているかもしれません。

獣医師や行動学の専門家が指摘する、猫目線の環境作りを紹介します。



獣医視点|猫がストレスを感じるトイレワースト3


  1. 汚れているトイレ: 猫は極度のキレイ好きです。排泄物が残っていると、我慢したり粗相したりします。

  2. 小さすぎるトイレ: 前述の通り、体長の1.5倍未満のサイズは、方向転換ができずストレスになります。

  3. 落ち着かない場所にあるトイレ: 人通りが多い、洗濯機など大きな音がする場所にあるトイレは嫌がります。



行動学で判明|なぜ猫はカバー付きトイレを嫌うのか


「ニオイがこもらない」「飛び散らない」という理由で人気のカバー(ドーム)タイプですが、猫の行動学の観点からは推奨されない場合があります。

野生の猫は、排泄中が最も無防備になるため、周囲を警戒できる開けた場所を好みます。カバー付きトイレは、「外敵(他の猫や人間)の接近に気づきにくい」「逃げ場が一つ(入口)しかない」ため、本能的な恐怖を感じやすいのです。

また、内部に排泄物のニオイが強くこもることも、嗅覚の鋭い猫にとっては大きなストレスとなります。



権威性|トイレの数は「N+1ルール」が絶対


猫のトイレ環境における鉄則として、「N+1ルール」というものがあります。

これは、「トイレの数=猫の数+1個」が理想である、という考え方です。猫は「おしっこ用」と「ウンチ用」でトイレを使い分けたい場合や、お気に入りのトイレが汚れていた時のために、複数の選択肢を欲しがります。

1匹飼いであってもトイレは2個、2匹飼いなら3個設置するのが、猫のストレスを減らす上で非常に有効です。




猫トイレの設置場所とメンテナンス方法


最適なトイレを選んだら、次は「置き場所」と「日々の管理」です。

ここで失敗すると、せっキングのトイレも使ってもらえません。



猫が落ち着く「トイレの設置場所」ベスト3


  1. 静かで人通りが少ない場所: リビングの隅、廊下の突き当たりなど、人の往来が激しくない場所。

  2. 食事や寝床から離れた場所: 猫は、食事場所のすぐ近くで排泄するのを嫌います。

  3. 換気ができる場所: ニオイがこもらないよう、空気の流れがある場所が理想です。

逆に、洗濯機や冷蔵庫の横(騒音)、玄関(人の出入り)、窓際(外の猫が気になる)などは避けるべきです。



トイレ周りのニオイ・飛び散り最終対策アイテム


トイレ本体の性能にプラスして、以下のアイテムで「飛び散り」と「ニオイ」を徹底ガードしましょう。

  • 猫トイレ用マット: トイレの出口に置く専用マットです。肉球の間に入った猫砂をキャッチし、部屋への持ち込みを防ぎます。

  • 防臭ごみ袋: ウンチや汚れた猫砂を捨てる際に、**BOS(ボス)**などの防臭機能が非常に高いごみ袋を使うと、ゴミ箱からのニオイ漏れを完全に防げます。

  • トイレカバー(収納): 山崎実業のtowerシリーズのように、トイレ自体を家具で覆ってしまう方法も、飛び散りとニオイ対策に有効です。



トイレ本体の買い替え時期と寿命の目安


プラスチック製の猫トイレは、掃除の際につく無数の細かな傷にニオイや汚れが蓄積していきます。

丸洗いしてもニオイが取れなくなってきたら、それが買い替えのサインです。使用状況にもよりますが、一般的に1年~2年程度が寿命の目安と言われています。

(前述のステンレス製トイレは、この買い替えが不要になるのが大きなメリットです。)




猫トイレのよくある質問(Q&A)


最後に、猫トイレに関して飼い主さんから寄せられる、リアルな疑問やお悩みにお答えします。



Q1. 猫が新しいトイレを使ってくれない・粗相する時の対処法は?


猫は変化を嫌う動物です。まずは古いトイレと新しいトイレを併設し、猫が選べるようにしてください。

その際、新しいトイレに、古いトイレで使っていた砂(少しおしっこのニオイがついたもの)を少量混ぜておくと、「ここはトイレだ」と認識しやすくなります。

古いトイレを撤去するのは、新しいトイレで確実に排泄するようになってからにしましょう。



Q2. 自動トイレは安全?猫が怖がる・反応しない時の慣らし方


現在の自動トイレは、猫の体重を感知するセンサーや挟み込み防止機能など、安全対策が施されています。

しかし、モーター音や動作を怖がる猫も少なくありません。

慣らし方としては、まずは電源を入れずに「ただのトイレ」として設置し、存在に慣れてもらいます。そこで排泄するようになったら、猫がいない隙に手動で掃除動作を見せ、徐々に自動運転に切り替えていくのが良いでしょう。無理強いは禁物です。



Q3. システムトイレの「スノコにウンチが詰まる」時の対策は?


特に軟便(柔らかいウンチ)の時に、スノコ部分にウンチが詰まってしまうのは、システムトイレ最大の「あるある」な悩みです。

対策としては、スノコの上に「ペットシーツを敷いて」からチップを入れる(ウンチの時だけシーツごと捨てる)、または、スノコの上に「網目の細かいネット」を敷くなどの工夫が有効です。

根本的な解決として、ウンチが硬くなるよう食事内容を見直すことも重要です。



Q4. 上から入るトイレの「フチに足をかける」場合の対処法


猫がトイレのフチに器用に足をかけて、不安定な体勢で排泄しようとすることがあります。

これは「中の砂が汚れている」「砂の感触が嫌い」「トイレが狭い」といったサインかもしれません。

まずはトイレを常に清潔に保ち、猫が好む砂(例:鉱物系)に変えてみてください。それでも改善しない場合は、猫がそのトイレの形状(上から入る)を気に入っていない可能性があるため、別の形状のトイレを試すことも検討しましょう。



Q5. トイレの掃除頻度と丸洗いの目安は?


日々の掃除: ノーマルトイレは「1日2回以上」、システムトイレは「ウンチを1日1回以上」取り除くのが理想です。

シート交換: システムトイレのシートは「週に1回」が目安ですが、多頭飼いやおしっこの量が多い場合は、ニオイが出る前に交換します。

全交換(丸洗い): 猫砂をすべて捨ててトイレ本体を丸洗いするのは、「月に1回」が推奨されます。ニオイが染み付く前にリセットしましょう。




まとめ|愛猫に最適なトイレで快適な猫ライフを


猫トイレのおすすめ14選と、失敗しない選び方について解説しました。

「飛び散り」「ニオイ」「掃除の手間」といった飼い主さんの悩みは、トイレの「タイプ」と「形状」、そして「猫砂」の組み合わせを見直すことで、必ず解決できます。

重要なのは、飼い主さんの利便性だけでなく、猫が本能的に好む「清潔さ」「広さ(体長の1.5倍)」「静かな場所」を確保することです。

この記事を参考に、あなたと愛猫の両方にとってストレスのない「最強」のトイレを見つけ、快適な猫ライフを手に入れてください。

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猫4匹と実家の柴犬2匹と暮らしています。多頭飼いの楽しさと大変さ、日々の工夫をゆるっとシェアしています。

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